終活ライフケアプランナーと終活アドバイザーの違い【2022年版】

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終活の資格って、どれも名前が似ていて調べるだけで時間がかかりませんか?
とくに、終活ライフケアプランナーと終活アドバイザーは混乱すると質問をもらいます。

混乱してしまう理由は、どちらの資格も通信講座の受講が必要なうえに資格を認定をする団体があるためです。

資格名、通信講座、認定団体を比較すると次のとおりです。

資格名認定団体通信講座会社
終活ライフケアプランナー日本能力開発推進協会(JADP)資格のキャリカレ
終活アドバイザー終活アドバイザー協会生涯学習のユーキャン


私は、終活資格のマニアです。
5分間NOTEでも、終活の資格について網羅的に詳しく記事を書いています。

  • 終活ライフケアプランナーと終活アドバイザーの違いは?
  • どちらを取得すれば良い?
  • この2つ以外の資格も知っておきたい

このページでは、こんな疑問にお答えします。
終活ライフケアプランナーと終活アドバイザーの違いがわかるように必要な情報を網羅的にまとめています。

このページを読めば、終活ライフケアプランナーと終活アドバイザーのどちらを取得するべきかどうかを判断できるようになります。

5分間NOTEは、あなたの悩みを5分以内に解決できるように記事を作成しています。

終活と資格について

終活とは

終活は、人生の後半(つまり終わり)のためにおこなう活動の略であり、造語です。
2010年代に週刊誌で使われた言葉で、ユーキャンの流行語にもなったことがあります。

具体的には、次のような内容があります。

  • 保障内容:生命保険や医療保険の見直し
  • 住まいのこと:最終的には自宅で過ごすか、施設で過ごすか
  • 葬儀やお墓:しきたりや形式など
  • 介護:どうやって受けていくのか
  • 病院:どこの病院で、誰に相談するか
  • 資産:老後の資産形成、相続など
  • 物品の整理:処分するものや残すもの整理

このように、やることは意外とたくさんあります。

終活を調べているあなたであれば、エンディングノートという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
エンディングノートを書くことで、これらを整理することができます。

終活の資格の種類は6種類

終活の資格は6種類あります。資格名が似ていることが混乱する理由です。

終活の資格6種類
  • 終活ライフケアプランナー
  • 終活ガイド1級(上級)〜3級(初級)
  • 終活カウンセラー1級〜2級
  • 終活ライフケアアドバイザー
  • 終活ライフコーディネーター
  • 終活アドバイザー

今回は、終活ライフケアプランナーと終活アドバイザーの違いを詳しくお伝えします。
資格名を見るとよく似ているので、お気をつけください。

終活ライフケアプランナーと終活アドバイザーの違い

Comparison

この2つの資格の違いを表にまとめました。

資格名終活ライフケアプランナー終活アドバイザー
認定団体日本能力開発推進協会(JADP)終活アドバイザー協会
講座受講方法株式会社キャリアカレッジジャパン株式会社ユーキャン
受講料①受講料:29,700円
②送料:450円
35,000円
受験料5,600円0円
協会会員費協会会員制度なし①入会金:4,000円
②年会費:6,000円
会員入会は任意
取得までの期間3ヶ月間4ヶ月間(短縮可能)
難易度
再試験(不合格の場合)無料・何度でも可能無料・何度でも可能
サポート期間受講開始後700日受講開始後8ヶ月間

共通していることは、どちらも通信講座を受講し、その後に検定試験を受ける必要があります。
そのため、独学で資格取得はできないです。
理由は、どちらの資格も通信講座の受講が必須のためです。

ただし、どちらも通信講座を受講する必要がありますが、ほぼ確実に合格できますので安心してください。
どちらを受ける場合でも、不合格の不安は心配ありません。

また、この2つの資格は民間資格であり、国家資格ではありません。

終活ライフケアプランナーとは

終活ライフケアプランナーとは、終活のスペシャリストを目指すことができる資格です。

相続や介護などで悩んでいる方に寄り添い、悩みごとを解決するための専門家との架け橋になることができるのが終活ライフケアプランナーの役割です。
終活ライフケアプランナーとは

終活アドバイザーとは

終活アドバイザーは、終活で抱える課題を総合的なライフプランの設計をサポートする専門家です。

終活の基礎知識をはじめ、社会保険制度、財産管理や相続対策、公的制度の仕組み、お葬式のことなど、幅広い知識が身につきます。
終活アドバイザーとは

講座が受講できる会社と認定団体の違い

終活ライフケアプランナーの資格認定団体は、日本能力開発推進協会(JADP)です。
通信講座を受講するには、キャリカレから行います。
検定試験は、日本能力開発推進協会(JADP)に申込みをしてから受験します。

終活終活アドバイザーの資格認定団体は、終活アドバイザー協会です。
通信講座を受講するには、ユーキャンから行います。

検定試験は、ユーキャンの通信講座内でおこないます。
登場人物が多いのが、この2つの資格を混乱させる原因です。

資格取得で身につく知識やスキル

どちらの資格も、はじめて終活を学ぶ方のために作られた資格です。
そのため、「終活とはなにか?」ということから、終活の専門家とて必要な知識を幅広く学ぶことができます。

終活ライフケアプランナーは、終活のスペシャリストを目指す資格です。
テキストの内容に、終活ライフケアプランナー資格を活かす方法として、顧客の集客、管理、終活セミナーの開催方法などが含まれています。

終活アドバイザーは、終活で抱える課題を総合的なライフプランの設計をサポートする専門家です。
終活アドバイザー資格はエンディングノートの書き方に注力している資格と言えます。
講座を受講していると、エンディングノートを書き上げるようなカリキュラムが組まれています。

資格取得にかかる時間

終活ライフケアプランナーは、3ヶ月です。
終活アドバイザーは、4ヶ月です。

ただし、終活アドバイザーは、前倒しが可能です。
講座が受けられるユーキャンが出している目安は4ヶ月ですが、学習する時間を多く作れるのであれば、たとえば2ヶ月でも取得することが可能です。

資格取得までの勉強方法

どちらの資格も、通信講座用のテキストがあるので、それに沿って勉強をします。
初心者向けに作られた資格なので、難易度はそれほど高くないです。

5分間NOTEの経験では、終活アドバイザーのテキストのほうが、資格取得には向いていると感じています。

終活アドバイザーのテキストに要点チェック問題集というものがありますが、これは検定試験である添削課題に形式と同じです。
それなので、勉強しているうちに試験の添削課題の練習ができます。

ただ、繰り返しになりますが、どちらも試験も難易度はそれほど高くないのであまり気にする必要なないです。

資格取得までのサポート体制

サポート体制は、大きく異なります。
終活ライフケアプランナーのサポート体制の期間は、講座受講から700日間です。
さらに、資格の取得前後に関わらず、無料で何度でも質問や相談ができます

終活アドバイザーのサポート体制の期間は、講座受講後から8ヶ月間です。質問の回数は、1日3問までと制限があります。

これだけ見ると、終活ライフケアプランナーのサポートの方が充実しているように思いますが、テキストが充実しています。
テキストが充実しているので、それほど難しい疑問が出ることはないでしょう。

資格取得までに必要な費用

資格取得までに必要な費用は、次のとおりです。
多少の差はあるものの、そこまで大金ではありません。

終活ライフケアプランナーは、合計35,750円(税込)です。
内訳は、①受講料29,700円(ネット申込み割適用)、②教材等の送料450円、③検定受験料5,600円です。

終活アドバイザーは、合計35,000円(税込)です。
終活アドバイザーは、終活アドバイザー協会に任意で入会できます。
入会する場合は、入会費4,000円と年会費6,000円がかかります。

資格の受験方法、試験内容

受験方法は少し異なりますが、終活ライフケアプランナーの方が少し複雑で面倒です。

終活ライフケアプランナーは、キャリカレの講座を受講し、添削問題3回を修了する必要があります。
その後、資格認定団体の日本能力開発推進協会(JADP)に検定試験の申込と検定料の振込が必要です。

資格申込みと検定試験の入金が確認できた後に、検定試験が届きます。
このように、資格取得には日本能力開発推進協会(JADP)との手続きも必要になります。

終活アドバイザーは、比較的簡単です。
添削課題3回を修了した後、4回目の添削課題に挑戦しますが手続きはこれだけとなります。

試験の合格率と不合格の場合

試験の合格率の違いは次のとおりです。

  • 終活ライフケアプランナー:得点率70%
  • 終活アドバイザー:得点率60%

合格率に少し差がありますが、心配は不要です。
どちらの資格もほぼ確実に取得できます。

理由は、3点あります。
1つ目は、在宅で受験が可能です。
在宅で受験可能なので、制限時間を気にしてあせる必要はありません。
ゆっくり試験に挑むことができます。

2つ目は、テキストを見ながら受験が可能です。
これまで勉強したことを振り返りながら受験できます。

3つ目は、何度も試験に挑戦できることです。
何回落ちたとしても、検定試験が受けられるので、「落ちたらどうしよう」という不安から開放されます。

どちらの資格も通信講座を受講していればほぼ確実に合格できますので、誰でも安心して資格に挑戦ができます。

資格の活かし方

終活ライフケアプランナーと終活アドバイザーの収入や求人について

結論からお伝えすると、資格の取得だけでは収入アップや職につくのは難しいかもしれません。

しかし、終活市場がこれから大きくなることは期待ができます。
まだまだ発展途上の資格かもしれませんが、どちらの資格も資格取得後を見据えたサポート体制があります。

終活ライフケアプランナーでは、テキストに資格の活かし方が含まれていますので、資格の勉強をしながら学習ができます。

テキスト:終活ライフケアプランナーの活動
  • 終活の心得
  • 終活ライフケアプランナーの活動内容
  • 集客の方法
  • 顧客情報管理
  • 求められるスキル
  • 終活セミナー開催の流れ ほか

さらに、資格取得後は、キャリカレから2つのサポートを受けられます

1つ目は、就職・転職サポートです。
取得した資格が活かせるように、キャリカレ専属のキャリアコーディネーターがご要望に合わせた求人情報の紹介や職務経歴書の書き方などを支援してくれます。
ただし、就職・転職を100%保証するものではありません。

2つ目は、独立・開業支援サービスです。
資格取得者限定のサービスで、無料でホームページが作れます。
テンプレートが用意されていたり、スマホと連動していたり、質問ができたりと、はじめてホームページをつくるのであれば、すべて無料でできるので試しに作ってみるのも良いと思います。

終活アドバイザーでは、資格認定団体の終活アドバイザー協会に入会する方法があります。

終活アドバイザー協会への入会メリット
  • 認定証・会員証の発行
    • 証明書が書面で交付されるので、信頼度が増します。
  • 会員誌の購読
    • 協会の母体であるNPO法人ら・し・さが発行する会員誌です。終活アドバイザーに役立つ情報を得ることができます。
  • 特別価格で『ら・し・さノート®』を購入できる
    • 10冊以上購入するのであれば、割引適用されます。
  • 各種セミナー等への優待料金または無料での参加
    • 各種セミナーやオンラインセミナーに参加できます
  • 会員用ホームページの閲覧
    • 終活にお役立情報や知識を得ることができます。
    • 会員限定で参加できるセミナーやイベントのご案内もこのページから案内があります。
  • 認知度アップツールの購入
    • 名刺、のぼりなど、オリジナルグッズを購入できますので、販促に使用できます。
  • 終活アドバイザー協会ホームページに氏名を掲載
    • 自身の名前が協会の公式ホームページの載るので、信頼度が増します。
  • 会員同士の交流
    • 会員同士でイベントを開催して、交流を深めることができます

終活アドバイザー協会への入会には入会金(初年度のみ)と年会費が必要なのでお気をつけください。

  • 入会金(初年度のみ):4,000円
  • 年会費:6,000円
    ※税込

5分間NOTEがおすすめする資格

終活ライフケアプランナーと終活アドバイザーのどちらの資格を取得するべきか悩むと思います。
5分間NOTEでは、次のようにお伝えしています。

  • 副業や独立を考えているなら、キャリカレの終活ライフケアプランナー
  • 知名度を重視するなら、ユーキャンの終活アドバイザー

資格を取得したい目的がハッキリしていれば、それにあった資格を選ぶことをおすすめします。
ただし、どちらの資格も大手通信講座で受けられるため、安心して資格の取得に挑戦できます。

終活ライフケアプランナーと終活アドバイザー以外の資格

終活ライフケアプランナーと終活アドバイザー以外にも、資格はあります。

費用別の終活資格
  • 終活ガイド1級(上級):50,000円
  • 終活カウンセラー1級:58,000円
  • 終活カウンセラー2級:20,000円
  • 終活ライフケアプランナー:35,750円
  • 終活ライフケアアドバイザー:49,500円
  • 終活ライフコーディネーター:35,200円
  • 終活アドバイザー:35,000円

最初にお伝えしたとおり名前が似ていてややこしいです。
それぞれの資格にも特徴があります。

さきほどもお伝えしたとおり、資格取得の目的がハッキリしていれば、どれを選べば良いのか判断しやすいと思います。

ほかの終活資格(6種類)も知りたいという方は、こちらの記事も参考になさってください。

まとめ

終活ライフケアプランナーと終活アドバイザーの違いをお伝えしました。
どちらも通信講座で受講や受験ができるので資格の取り方もとてもよく似ていますが、2つの資格の違いがわかったと思います。

5分間NOTEでは、副業や独立を考えているなら終活ライフケアプランナー、資格の知名度を重視するならユーキャンの終活アドバイザーをおすすめします。
ただ、どちらの資格も大手通信講座の会社で受講できる資格なので、最終的にはあなたにあった資格を選ぶ必要があります。

終活市場はこれから大きくなる可能性があります。いまのうちに終活の知識や資格を得ることで、仕事の幅が広がると思います。終活の資格に迷ったら、このページや関連資格を参考にしてみてください。

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